〜成功までのストーリー 結婚編〜
vol2
息子の退院の日。
久しぶりに会えるのが嬉しくて、
まだかまだかと家で待っていました。
病院に迎えに行きたかったのですが、
産まれて1ヶ月も経たない赤ちゃんを
病院に連れて来てはダメ!
と母にきつく言われていました。
赤ちゃんのいる自分の家に、おばあちゃんと帰って来た
2才の息子は、家の玄関で私に
「ぼく、おばあちゃんの家に帰るね。」
そう言いました。
止めどなく涙が溢れ、
すぐに息子を抱きしめに行きましたが、
息子は頑なでした。
玄関から家に入っては来ませんでした。
母親なのに、、、
子供が苦しい時、悲しい時、寂しい時
何一つ出来なかった。。。
そんな思いが自分を責めました。
同時に、息子の凍りついたような心を感じ、
悲しくもありました。
そこから、その空白を取り戻すかのように、
喘息の息子と、次男の子育てに
奮闘しましたが、息子はとても可愛いと思うのに、
なぜか子育てが楽しいとは思えませんでした。
続く